ささき整形外科クリニックの膝・足の痛み|網干・姫路・たつのの整形外科

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〒671-1523 兵庫県揖保郡太子町東南345

駐車場39台あり

膝・足の痛み LEG

膝・足の痛みについて

専門性の高い診療を通して
生活の質を守ります

股・膝・足には体重を超える大きな負荷がかかっています。このため痛みが起こりやすく、問題を抱えると生活の質が低下し、寝たきりのリスクも否定できません。一方、靴を履く生活の定着、スポーツ愛好家の高齢化、糖尿病や透析患者の増加などに伴い足に悩みを抱えるかたも増えています。当院では、専門性の高い診断に基づく治療やリハビリを通して痛みの予防、改善に努めています。

TROUBLE

このような症状、お悩みはご相談ください

  • 歩くと足が痛い
  • 長い距離が歩けない
  • 立ち上がるのがつらい
  • つま先立ちできない
  • 階段の昇り降りがつらい
  • 股関節に痛みがある
  • 正座ができない
  • 膝や足首が腫れている
  • 靴下を履きづらい

代表的な疾患

  • 外反母趾
  • 足底腱膜炎
  • 開張足
  • 半月板損傷
  • 足関節捻挫
  • 変形性膝関節症
  • モートン病
  • 腓腹筋断裂(肉離れ)
  • 痛風
  • 靭帯損傷
  • アキレス腱断裂
  • 変形性股関節症
  • など

主な疾患

外反母趾

足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、親指のつけ根の関節の内側にある突き出たところが痛みます。健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチがありますが、これらのアーチが崩れて開張足になると、中ほどにある母指の中足骨が扇状に内側に開き、それから先の指は逆に靴で外側に圧迫されて外反母趾の状態になります。
最も多い原因は、足に合っていない靴の使用です。幅が狭くつま先が細くなった靴を履くと、母指のつけ根から先が圧迫されて変形し、ヒールの高い靴はつけ根にかかる力が大きくさらに強い変形を招きます。10代に起こる場合は、母指が人差し指より長い、生まれつき開張足ぎみであるなど、外反母趾になりやすい特徴が関係しています。一方、最も多く見られる中年期の外反母趾は、靴の問題に加えて、肥満と筋力低下なども原因です。
母指のつけ根がフィットし、先がゆったりとした靴を選ぶこと、足の指のすべてをグー・チョキ・パーと開く外反母趾体操を毎日行うこと、両足の母指に輪ゴムをかけて足先を開く体操を行うことなどが予防に役立ちます。母指と人差指の間に装具をはめる方法もあります。

開張足

読んで字の如く、足が扇状に広がる変形で中年以降の女性に多く、末梢の横アーチ低下を伴います。また外反母趾及び内反小趾の原因となり、幅の広い靴しか履けなったり、第2、第3中足骨の骨頭部に胼胝を形成し痛むことがあります。治療は足部の筋力アップをはかったものや中足骨パッドがある足定板の処方などがあります。

扁平足

幼児のころから足裏が平べったく、大人になってもその状態が続いているタイプの扁平足では、痛みはあまり感じません。しかし、中年以降に発症する扁平足は女性に多く、内側のくるぶしの下が腫れ、痛みが生じるのが特徴です。初期には足の扁平化は目立ちませんが、次第に変形が進んで、つま先立ちが難しくなります。さらに進行すれば足が硬くなって歩行に障害が出ます。
内側のくるぶしの下には、足底のアーチをつり上げる働きをする後脛骨筋の腱が通っており、私たちはこのアーチ構造により効率よく体重を支えています。しかし、年齢による腱の変性や体重の負荷によって、この腱が断裂すればアーチが崩れてしまいます。
予防のためには、アーチを支える足指の筋肉を鍛えられるよう裸足での生活を心がけ、できるだけ足指を使うようにします。適正体重を保つことも大切です。また、アキレス腱が硬くなっているので、ストレッチ体操も行います。一方、アーチの低下が明らかな場合は、アーチサポート付きの足底板が処方され、アーチを持ち上げることで疼痛の緩和が期待できます。重症例では手術が必要になる場合もあります。

モートン病

個人差はありますが、足の中指と薬指の間のしびれ、痛み、灼熱痛などさまざまな神経症状が現れます。足の前の部分の足裏に、痛みを伴う小さなできものが現れたと受診される患者さんもおられます。
原因は中腰の作業やハイヒールの常用などで、つま先立ちの姿勢が長時間続くと起こりやすい疾患です。
治療はまず、局所の安静(作業肢位の見直し、ハイヒールの禁止)、薬剤内服、足底挿板、運動療法、ブロック注射などによる保存治療を行います。3ヵ月ほど様子を診て、症状が回復しない場合は手術も検討します。

痛風

暴飲暴食した翌朝などに、足の親指のつけ根が突然赤く腫れて痛むことがあり、風が吹いても痛いことから「痛風」と呼ばれている病気です。血液中の尿酸値が上昇して高尿酸血症となり、飽和溶解度を超えると、関節内に尿酸塩結晶が生じます。この結晶を白血球が異物とみなして攻撃することで、強い痛みを伴う痛風発作(急性関節炎)が起こります。足の親指のつけ根以外にも、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも見られ、耳の痛風結節、尿路結石を伴うケースもあります。
尿酸を排出する腎臓の機能低下、暴飲・暴食、肥満、激しい運動などが原因になると考えられ、降圧利尿剤などの薬物も原因になることがあります。肥満や高血圧症など生活習慣病のある人に起こりやすく、痛風発作を何度か経験している人は、発作の前兆(違和感)を感じることもあります。また、高尿酸血症状態が続くと腎臓に尿酸結石が生じて腎機能が低下し、腎不全につながるリスクがあります。
予防のためには菜食を主とした食生活に切り替えて体内での尿酸の生成を抑えるか、内服薬で血中尿酸値をコントロールしなければなりません。定期的な血液検査(尿酸値と腎機能検査等)も必要です。一方、発作時の治療には、消炎鎮痛薬を用いるほか、局所麻酔剤入ステロイド関節内注入も効果的です。前兆症状や発作の鎮静化にコルヒチンも用いることがあります。また、尿酸値をコントロールする薬は、痛風発作が治まった後も長期間服用します。発作が起こらないからと薬をやめてしまうと、再発作を起こすリスクが非常に多いからです。

アキレス腱断裂

踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作をした際のふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の急激な収縮や、着地動作などで急に筋肉が伸ばされた時などに発生します。老化現象のひとつの腱の退行性変性が基盤にあると考えられおり、30~50歳のスポーツ愛好家やレクリエーション中の受傷が多いのが特徴です。
治療は、手術を行わずにギプスや装具を用いる保存治療と、断裂したアキレス腱を直接縫合する手術治療があります。それぞれに長所、短所があるため、担当医とよく相談して治療法を決めることが大切です。
治療開始後4ヵ月程で軽い運動は可能となりますが、受傷前のように活動ができるまでには短くても6ヵ月は必要です。

膝のリハビリテーション
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足のリハビリテーション
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よくあるご質問

健康のためにとウォーキングを日課にしていますが、時々、膝に痛みを感じます。

ウォーキングは、手軽にできて、筋力の強化や生活習慣病の予防に役立つ運動です。しかし、膝に痛みがあるなら、症状の悪化につながるリスクがあります。水中ウォーキングやサイクリングなど、膝の負担が小さい運動も検討してみてください。

ロコモ予防のために筋トレを始めましたが、スクワットをすると膝関節に痛みを感じます。

スクワットは下半身の筋肉を鍛えるために有効で、ロコモ予防にもつながります。ただし、正しいフォーム、体力に適した強度で行わないと、かえって関節のトラブルにつながることもあります。スポーツ整形を受診して、理学療法士の指導を受けながら行うのが理想です。