交通事故の治療打ち切りを打診されたら?通院継続の判断基準と対処法|太子町・網干・たつの市方面の整形外科・リハビリ|ささき整形外科クリニック

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交通事故の治療打ち切りを打診されたら?通院継続の判断基準と対処法

交通事故の治療打ち切りを打診されたら?通院継続の判断基準と対処法

■治療打ち切りを打診されても、まだ痛みが残っているなら


保険会社から「そろそろ治療を終了しませんか」と連絡が来て、焦っていませんか?


首の痛みやしびれがまだ残っているのに、通院をやめていいのか――迷うのは当然です。この記事では、通院頻度の目安や症状固定の考え方、打ち切りを打診されたときの対処法を整形外科の視点でお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • 治療打ち切りの打診があっても、症状固定の判断権限はあくまで主治医にある
  • 定期的な通院記録や画像所見は、後遺障害等級認定の重要な根拠となる
  • 通院継続に不安がある場合は、残存症状や日常生活への支障を主治医に相談しよう


■交通事故のむちうち・腰痛で知っておきたい通院頻度と症状固定の判断基準

■交通事故のむちうち・腰痛で知っておきたい通院頻度と症状固定の判断基準

交通事故でむちうち(頸椎捻挫)や腰部痛を負った場合、適切なペースで通院を続けることがとても大切です。時期ごとの通院頻度の目安と、症状固定がどのように判断されるかを整理しました。


むちうち・腰部痛の通院頻度の目安|週何回が適切か


事故直後から1ヶ月ほどの急性期は炎症や痛みが強く出やすい時期にあたるため、当院では、週3〜5回の通院を推奨しています。毎日通院するケースもありますが、症状の程度によって判断が異なります。


1〜3ヶ月の亜急性期に入ると、経過を見ながら週1〜2回に調整するケースが多くなります。通院頻度を決める際は、症状の重さだけでなく、仕事や生活との両立も考慮に入れる必要があります。


当院ではオープンMRIやエコーなどの検査機器で経過を確認しつつ、患者様一人ひとりの状態に合わせた通院計画を検討しています。無理のない範囲で継続できるペースを主治医と相談しながら決めていくことが大切です。


「通院間隔が空いたら治療の必要性が否定される」は本当か?


通院間隔が2週間程度空いた場合でも、ただちに治療の必要性が否定されるわけではありません。主治医の所見や症状の経過が判断材料になるためです。


ただし、1ヶ月以上の空白が生じると、後遺障害等級認定の場面で「症状が軽かったのでは」と判断される可能性がある点には注意が必要です。


保険会社は通院実績を治療継続の根拠として重視する傾向にあるため、やむを得ず間隔が空いてしまった場合は、できるだけ早く受診して現在の症状を正確に伝えるようにしましょう。


仕事や家庭の事情で通院が難しい時期があっても、月に数回の通院記録を維持することが後々の対応において重要になります。


症状固定の時期は誰がどう決めるのか|保険会社ではなく主治医の判断


「症状固定」とは、これ以上治療を続けても大きな変化が見込めない状態を指す医学上の概念です。この判断を下すのは保険会社ではなく、あくまで主治医になります。


むちうちの場合は事故から6ヶ月前後が一つの目安とされますが、しびれや可動域制限の程度によって前後するもの。


保険会社から治療費打ち切りの連絡が来たとしても、それは「症状固定」を意味するわけではありません。主治医がまだ治療の余地があると判断しているなら、その旨を保険会社へ伝えることが可能です。


医学的な判断と保険会社の対応は別のものとして捉え、適切な対応を取るようにしましょう。


■保険会社に治療打ち切りを打診されたときの具体的な対処法


打ち切りの連絡を受けても、焦って治療を中断するのは避けたいところ。では、具体的にどう動けばよいか、手順を整理します。


まず主治医に相談|診察時に伝えるべき3つのポイント


最初にやるべきことは、主治医への相談です。診察の際には次の3点を整理して伝えましょう。


①残っている症状の具体的な内容(首の可動域制限、手のしびれなど)

②仕事や日常生活への支障の程度

③保険会社から打ち切りの連絡があった事実


ささき整形外科クリニックでは、日本整形外科学会専門医としての知見をもとに、患者様の症状を丁寧に診察し、治療継続の必要性を医学的に判断しています。わかりやすい説明を心がけておりますので、遠慮なくご相談ください。


治療中断が後遺障害認定に及ぼす影響と通院記録の重要性


途中で治療を中断してしまうと、後遺障害等級認定の際に「治療が必要なほどの症状ではなかった」と見なされるおそれがあります。


定期的な通院記録は、事故と症状の因果関係を証明するための重要な根拠となります。MRIなどの画像所見と合わせて客観的な記録を残しておくことが欠かせません。


当院ではオープンMRIを備えており、閉塞感の少ない環境で精密な検査を受けていただけます。


忙しくても通院を続けるための現実的な工夫


営業職のように時間が不規則な方にとって、通院の時間確保は切実な課題でしょう。当院では土曜日の診療も行っており、LINE登録による24時間WEB予約にも対応しています。


「完璧な通院ペース」にこだわるよりも、間隔を空けすぎない意識を持ちながら無理のない範囲で継続するほうが現実的な場合もあります。通院計画に不安があれば、次回の診察時に主治医へ率直にご相談ください。


■よくある質問


Q. 保険会社から治療打ち切りを求められたら、必ず従わなければなりませんか?

A. いいえ、従う義務はありません。治療を続けるかどうかは主治医が医学的に判断するものです。まずは主治医に相談し、治療の必要性について意見を確認しましょう。


Q. 通院が2週間空いてしまいましたが、今から再開しても大丈夫ですか?

A. できるだけ早く受診することをおすすめします。空いた理由(仕事の繁忙期など)を主治医に伝え、現在の症状を正直に話すことで、治療計画の見直しにつなげられます。


Q. 症状固定と診断されたら、その後は何もできないのでしょうか?

A. 症状固定後も、残存する症状に対しては後遺障害等級認定の手続きを進めることができます。認定に必要な書類は主治医が作成しますので、症状固定の前後でしっかり相談しておきましょう。


佐々木 剛

医師


ささき整形外科クリニック

院長

佐々木 剛

▶ 監修者プロフィール

経歴
医療法人 三栄会ツカザキ病院 整形外科
とくなが病院 整形外科
医療法人 聖医会佐用中央病院 整形外科
岡山大学病院 整形外科
医療法人 淳和会長谷川紀念病院 整形外科
美作市立 大原病院 整形外科
資格・所属学会
【所属学会】
日本整形外科学会
日本整形外科超音波学会
【資格】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本体育協会公認スポーツドクター