脱臼の治し方とは? 初期対応から手術までの選択肢とは|ささき整形外科クリニック|網干・姫路・たつのの整形外科

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脱臼の治し方とは? 初期対応から手術までの選択肢とは

日常生活における事故やスポーツ中のアクシデントで起こる「脱臼」。

脱臼は思わぬタイミングで起こる場合があるため、万が一の事態に備え、応急処置や治療法を理解しておくことが大切です。

この記事では、脱臼した場合の初期対応や、病院で行う治療について解説します。

■脱臼後はすみやかに病院を受診するのが重要

万が一脱臼した場合、その場で何とかしようとはせず、すみやかに病院を受診することが大切です。

脱臼は関節が外れてしまった状態であり、治療するにはもとの位置へ適切に整復する必要があります。

関節を正しく整復するには、関節の構造に対する専門的な知識と技術が必要です。

無理やり関節を戻そうとした場合、強い痛みが出るだけでなく、まわりの神経や筋肉を傷つけてしまうかもしれません。

脱臼した可能性がある時は、応急手当のみ行い、早めに病院を受診しましょう。

脱臼の詳しい症状や原因については「脱臼とは何か? スポーツで多いケガの症状と骨折との違いとは」の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

■脱臼後の初期対応

脱臼後にするべき初期対応や応急手当は、以下の通りです。

  • 患部を冷やす

  • 関節を固定する


脱臼した場合、外れた関節周囲の組織が炎症を起こし、強い痛みや腫れが見られる場合があります。

患部を氷や冷水、保冷剤などで冷却することで炎症を緩和し、痛みをやわらげることを目指します。

また、外れた関節が動くと強い痛みを伴うことがあります。

病院へ向かう途中で痛みが出るのを抑えるため、包帯やバスタオルなどでやさしく固定し、関節が動くのを防ぐようにしましょう。

■脱臼の治し方

脱臼の治療法には、主に「整復」と「手術」の2種類があります。

それぞれの治療法について、詳しく見ていきましょう。

整復

整形外科などの医療機関では、脱臼した関節を医師の手で戻す「整復」が行われます。

関節にはさまざまな形があり、形状ごとに脱臼する方向が決まっています。

手で整復する場合は、関節がはまる位置や方向を医師が見極め、正しい手順と力加減でもとの位置に戻すのです。

なお、一度脱臼すると、関節周囲の筋肉や靭帯がゆるくなり、再度脱臼する可能性があります。そのため、整復後は一定期間関節を動かさないよう指示する場合もあります。

※参照:MSDマニュアル/脱臼の概要

手術

同じ関節が脱臼を繰り返す場合は、手術も検討する場合もあります。

何度も脱臼する場合、関節を固定するはずの靭帯がゆるんでおり、少しの衝撃や運動で外れる状態になっている可能性があります。

再発する方のなかには、寝返りを打った拍子に股関節を脱臼したり、ちょっとぶつけただけで肩を脱臼したりなど、日常生活に支障がでやすい方もいます。

そのようなケースでは、手術で靭帯の補強を行い、関節が簡単に外れないようにすることも必要です。

※参照:日本整形外科スポーツ医学広報委員会/7.反復性肩関節脱臼

■脱臼の全治にかかる期間

脱臼の治療にかかる期間は、整復と手術で大きく異なります。

  • 整復の場合:数日~1週間

  • 手術の場合:手術から3~6ヶ月


どちらの場合も関節がもとの位置に戻った後、しばらく安静にする期間が大切です。整復後や手術後は、関節が動かしにくくなるケースも多いため、元通りの機能に戻るまでリハビリを行う場合もあります。

また、日常生活への復帰とスポーツ復帰にかかる期間には差が出る場合もあります。

■整形外科における脱臼後のリハビリテーション

整形外科では、脱臼の整復や手術後、機能回復に向けたリハビリテーション(リハビリ)を実施します。

ここでは、脱臼後のリハビリの内容について見ていきましょう。

関節可動域訓練

脱臼の治療後は、関節の動きを脱臼前の状態に近づけるために、関節可動域訓練が必要です。

脱臼時や手術の際にこわばった組織へストレッチを行ったり、理学療法士が正しい関節の動きを誘導することで、日常生活やスポーツに必要な動きに近づけていきます。

筋力トレーニング

安静にしたことで衰えた筋力のトレーニングも重要です。

筋力には、骨を動かすだけでなく、関節を安定化させ再脱臼を防ぐ役割もあります。

治療後は理学療法士の管理の元、関節が耐えられる程度の負荷からトレーニングを開始することで、安全にトレーニングを進めやすくなります。

日常生活動作やスポーツ動作の訓練

脱臼の整復後は、日常生活に必要な動きや、スポーツで使用する動きの再学習も行います。

関節ごとに再脱臼しやすい動きがあるため、安静期間に再脱臼しないよう、動作を身に付けることが重要です。

また、スポーツ復帰を目指す場合は、関節への負担が少なく、効率よく力を発揮できるフォームや動かし方の練習を行う場合もあります。

■脱臼した場合は早めに整形外科へお越しください

万が一関節を脱臼した場合、応急手当を済ませ、早めに病院を受診することが大切です。

早期に日常生活やスポーツへ復帰するには、専門の医師による整復や手術、その後のリハビリが欠かせません。外れた関節を無理に戻そうとは決してせず、すみやかに整形外科を受診してください。

『ささき整形外科クリニック』では、脱臼に対する整復や、手術の必要性の判断が可能です。

当院では整復だけでなく、治療後のリハビリや生活に関するアドバイスなど、患者さんが元通りの生活に戻るためのサポートを行っています。

万が一の脱臼の際には、ぜひお早めに当院へご相談ください。


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