万が一交通事故に遭遇した場合、なるべくすみやかに整形外科を受診し、身体の異常を検査することが重要です。

交通事故の際、どのような手順で整形外科を受診するのかがわかっていれば、とっさの出来事にも焦らず対応できるでしょう。

この記事では、整形外科の受診の流れをわかりやすく解説します。

■交通事故に遭った場合は整形外科の受診が重要

万が一交通事故に遭った場合、なるべくすみやかに整形外科を受診するのが重要なポイントです。

交通事故では、非常に強い衝撃が身体の外部と中部に走ります。

見た目上に大きなケガが無くとも、内臓や骨、脳など、見えない部分に衝撃が及んでいる場合もあるため、油断してはいけません。

身体の中まで検査し、骨折や臓器への影響がないかチェックして、思わぬ症状や後遺症が残らないようにすることが大切です。

また、交通事故の治療に保険を適用させるには、医師からの診断書が必要になります。

診断書を作成せずに治療すると、その分の医療費が全額自己負担となってしまうため、早めに医師の診察を受けましょう。

■交通事故で整形外科を受診する流れ

交通事故に遭った場合、正しい手順で手続きを進めることで、スムーズに受診や保険の利用を行えます。

• 警察に連絡する

• 保険会社に連絡する

• 整形外科を受診する

• 通院して経過を見る

それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。

1.警察に連絡する

交通事故に遭った場合、まずは警察へ連絡と届け出を行いましょう。

警察への届け出が行われない場合、保険請求に必要な「交通事故証明」が発行されず、医療費が自己負担となってしまいます。

目に見えるケガの有無や、事故の規模に関わらず、必ず警察へ連絡するようにしましょう。

2.保険会社に連絡する

警察への連絡が済んだ後は、自分の加入している保険会社と相手の保険会社に、事故が発生したことを伝えてください。

交通事故治療を受けると伝えておくことで、保険料の請求や今後の手続きがスムーズになります。

その際、受診する整形外科の名前と電話番号を伝えると、よりスムーズに手続きが進みます。

3.早めに整形外科を受診する

警察と保険会社へ連絡が済んだら、なるべく早めに整形外科を受診しましょう。

交通事故によって生じた身体の痛みやケガを細かく検査し、必要に応じて治療を行います。

痛みを自覚していない場合や、一見して大きなケガがない場合でも、念のため検査して安全を確認することが大切です。

ケガや不調がある場合、リハビリや痛み止めなどで対処し、日常生活に支障が出ないようにすることも可能です。

4.通院して経過を見る

診断の結果、通院治療が必要だと判断された場合は、医師の指示に従って通院しましょう。

通院中は医師の検査や、理学療法士による専門的なリハビリテーションを受け、ケガや不調を回復させていきます。

1週間あたりの通院回数や、リハビリテーションで行う治療の内容は、医師や担当の理学療法士と相談して決定します。

場合によっては、事故直後にはなかった症状が後から出てくる場合もあるため、受診と治療の度に医師へ状態を伝えましょう。

■交通事故で整形外科に行かないと後遺症が残る？

交通事故で整形外科を受診しない場合、後遺症が残る可能性があります。

整形外科では、レントゲンや超音波検査などの専門的な検査機器を使用し、身体の内部に生じた不調を検査可能です。

検査を行わずに自然回復を選択した場合、骨折に気づかず折れた骨が歪んでくっついてしまったり、時間が経っても不調が消えなかったりしなくなります。

交通事故後に後遺症を残さないようにするためにも、できる限り整形外科を受診して検査を受けましょう。

■ 整形外科で受けられる交通事故治療

整形外科で受けられる交通事故治療には、以下のような種類があります。

• 薬物療法

• 装具療法

• 物理療法

• 運動療法

痛み止めの服用や、必要に応じてサポーター、コルセットの使用、物理療法や運動療法などリハビリテーションによる治療など、さまざまな種類の治療を受けられます。

事故後の症状や体調、必要な訓練内容に応じて治療を選べるため、事故後は整形外科へ通院して身体の回復を促しましょう。

■交通事故後の手続きの手順を押さえて早めに整形外科を受診しましょう

交通事故に遭った後は、なるべくスムーズに手続きを進め、整形外科で検査を受けましょう。

目に見えないケガや不調まで細かく検査し、後遺症を残さないよう、通院して治療を受けてください。

『ささき整形外科』では、交通事故後の検査や診断書の作成、日常生活復帰に向けたリハビリテーション治療などを提供しています。

万が一交通事故に遭った際は、ぜひ当院へご相談ください。